ある学童野球審判のつぶやき

まだあまりキャリアのない学童野球審判の日記のようなもの。審判をしていての失敗談や、珍しいプレイにであった際に忘れないように記録しておく場所です。

打者席外のフェア地域でバットにボールが当たる(ただし偶然)

学童野球の審判を始めて4年目になろうというまだまだぺーぺーの日記?のような物です。これから審判をやってて出あった事象やルールについてつらつらと書きためていって、これから審判をやる方たちに少しでも参考にしてもらえるようなブログにしたいと思います。

さて、最初のエントリー。

今年度の一戦目は強豪どうしの組み合わせとなりました。前回いつだっけ?というほど記憶の無い三塁審を担当しました。勿論連盟の試合では初めてで、動きとかもほとんどわかってなかったので、ものすごい緊張でした。。。
試合前準備、道具チェックなどを済ませてさて試合開始。後攻のチームの投手の投球は素晴らしく、ズバズバとストライクを取っていき初回はボール無しでチェンジとなりました。しばらくは落ち着いた試合であまりランナーも出ず三塁審の出番もあまり無く、淡々とゲームが進んでいきます。
しかし突然、前出投手が完全に討ち取った内野フライを連続して捕球できないという魔のイニングが発生し、そのイニングで大量得点したチームが追撃を振り切り勝利するといった試合でした。
さて、エラーはあったものの学童野球につきものの複雑なプレーはそれほど無く、審判からすればあまり難しい試合ではありませんでした。終わってみたら自分がジャッジ・コールしたのはいくつかのセーフ、外野フライ一個のキャッチ、レフト線のファウルボールくらいでした。が、一点だけ珍しいプレイがありましたので紹介します。

それは、
打者のボテボテの打球(バントだったかな?)と打者が置いたバットがフェア地域内で接触した。というものです。それを見た捕手はボールデッドだと思ったのかプレーをやめてしまい、結果ヒットになりました。プレーを続けてればアウトに出来た状況だったと思います。
プレイが止まった後、守備側チームの監督がベンチを飛び出してきて抗議(確認?)がありました。念のためクルー3人集まって、再確認しましたが、わざとバットを当てた訳でも無いのでインプレイとの結論。揉めることも無く試合は続行と相成りました。

とは言え、このルールについて明確に記憶していた訳でも無かったので「本当にそうだっけ?」と試合が終わるまでちょっとドキドキしておりました。試合終了後に、控え審判をしていた先輩にアレでOKと聞いたときはホッとしました。

ということでルールの再確認です。該当箇所は以下の赤字部分ですね。

公認野球規則 6.05h 打者アウト「打者席外のフェア地域でバットにボールが当たる」
 打者が打つか、バントしたフェアの打球に、フェア地域内でバットが再び当たった場合。ボールデッドとなって走者の進塁は認められない。これに反してフェアの打球が転がってきて打者が落としたバットにフェア地域内で触れた場合はボールインプレイである。ただし、打者が打球の進路を妨害するためにバットを置いたのではないと審判員が判断したときに限られる。

また次回。ではでは。

野球規則を正しく理解するための野球審判員マニュアル―規則適用上の解釈について

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